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大迫ちあきさんは著書『小1から小3で算数ぎらいにならない本』の中で、「2020年に教育の“文理融合”が提唱されるようになりました。文系、理系の枠組みを取っ払い、どちらもできる力をつけることが教育の目的になったのです。算数も“考える算数”となり、思考力や読解力に情報処理能力、予測する力までが求められるようになりました。」と述べています。
では、考える算数に対応するためには、どのようにしたらいいのでしょうか?
1、土台となる計算力を養う
基礎基本の計算は、“考える算数”においても必要不可欠です。百ます計算などを用いてサッとできるように鍛えましょう。
2、日常生活の中で数や形にふれあい、遊ぶ
具体的な例をいくつか紹介します。
①時刻と時間
腕時計を身につけたり、見える場所にアナログ時計を置いたりなどして、時間の感覚を育てましょう。
②長さや重さ
料理の中での計量、身長や体重など、実際に計ってみて長さや重さの感覚を知りましょう。
③図形
つみ木、パズル、折り紙など、遊びを通して図形の感覚を養いましょう。
他にも、カレンダーを通して「表やグラフ」、整理整頓を通して「集合や割合」、お金を通して「概算や割合」といった感覚を養うなど、遊びやお手伝いといった生活体験の中から算数的な感覚を養うことができますので、ぜひ意識してみてください。
買い物をする中で算数にふれる機会がたくさんある!?
◆計算
商品には値段があります。その値段を足したり、値段を個数でかけたり、手持金から商品代を引いたり、計算する機会が多々あります。
◆量
g(グラム)やL(リットル)など商品に単位の表記があります。カゴに入れるときに、実際の量(重さなど)を実感することができます。
◆概算
買い物をする中で、398円や525円など一円単位の計算をするのは大変です。そんなときに、概算を用いた計算を行います。
◆単位
g(グラム)やL(リットル)など商品に単位の表記があります。1000g=1㎏、1000ml=1Lなど声をかけることによって、単位換算にもふれることができます。
◆分数
ケーキや野菜など、1/〇カットで売られてもいます。カットされていない商品も一緒に置いてあることも多いため、分数の概念が想像しやすいです。
◆割合
〇%オフ、〇割引のシールが貼られている商品もあります。「〇%はなんの〇%?」など聞いてみるのもいいと思います。
買い物は算数的な感覚を育てる事柄にあふれています。感覚をつかむことにより、スムーズな算数の学習への近道となるのではないでしょうか。
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