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読解問題の時間に、大晦日に年越しそばを食べるという習慣を知らない子がいて、衝撃を受けました。以前に他の先生から今の子は私たち以上に日本の文化や習慣を知らないと聞いていましたが、まさにその光景が目の前に。そして、その子に年越しそばの説明をするも、いまいちピンときていない様子。食べたことないなら、わからない、となるのも無理もないなと思いつつ、説明も難しさも感じました。そこで、なぜその文化や習慣が生まれたのか調べることも良い勉強の機会にはなるのですが、気持ちとしては複雑でした。
日本の文化を知らなくても困らないだろうと思う人もいると思いますが、桜蔭中学校の社会の問題でお節料理の問題や、「蚊帳」がでて「網戸」が答えの問題が出るなど、中学受験においても日本の文化や習慣も重要になることもあるのです。そして、そういった日本の文化や習慣は知っていて当然のように課題文に入ってきて、注釈もない。そうするとそれを知らない子どもたちはわからないままそこを読み飛ばすしかない。
あと、意外と通り過ぎているのが日本昔話です。親からすると知っていて当然のようなお話も、意外と子どもたちは通り過ぎ、知らない話も多いのです。絵本でもいいので、一度、日本昔話の王道のお話は読んでみてはいかがでしょうか。例えばかぐや姫。かぐや姫は中学の古文で多くの子どもたちが学ぶ題材です。元の話を知っているかどうかで、理解度の差が大きく出てきます。
侮るなかれ、日本の文化や昔ばなし!!子どもの日に柏餅食べたり、十五夜に月を見ながら団子をたべたり、大晦日には年越しそばを食べて家族の時間を作ってみてください。お団子はスーパーのでもいいし、年越しそばはカップ麺でもいい!こういった、日本の文化や習慣など日ごろからいろいろなことに体験することは、受験やその先の学習につながるだけでなく、子どもたちの人生を豊かにします。いろんな経験体験をさせて、総合的に子どもたちの生きる力をつけていきましょう。
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